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日経平均株価は287円安と急反落、米金融不安再燃から銀行、証券など下押す=東京株式市場・29日前場
29日前場の東京株式市場は、日経平均株価が前日比287円34銭安の1万3066円44銭と急反落。米金融不安の再燃から銀行、証券など中心に幅広く売られた。騰落銘柄数は値下がり1511銘柄(値上がりは143銘柄)と全体の88%に達し全面安。出来高は7億9804万株、売買代金は8677億円と低水準だった。
28日の米株安を受け、売りが先行。IMF(国際通貨基金)が、金融危機の懸念が残るとの厳しい見方を示したほか、ポールソン米財務長官がカバードボンド(住宅ローンなどの資産を担保とする債権)発行を提案したことを受け、米金融不安が再燃し売りを誘った。合計450億円の売りバスケット観測(買いバスケットはなし)も重しとなり、日経平均株価は一時335円安。売り一巡後はやや下げ渋ったが、「前週上昇した反動であり、目先1万3000円割れもあり得る」(SMBCフレンド証券・投資情報部の中西文行氏)といい、下値不安は残っている。
東証業種別株価指数では、全33業種中32業種が下落。米金融不安の再燃から、三井住友 、住友信託 など銀行株や、野村 、大和証G など証券株が大幅安。08年グループ世界販売計画の下方修正を発表したトヨタ やマツダ など自動車株も売り優勢。油圧ショベルの世界需要予想を下方修正した日立建機 やコマツ など機械株も軟調。ファナック 、キヤノン など値がさハイテク株も下押した。
半面、個別で、NAS電池の増産決定と自社株買いを好感したガイシ はしっかり。25日に発行済み株式総数の11.99%を上限とする自社株買いを発表したパソナ は連日のストップ高となった。あす決算発表予定のサンフロンテ もストップ高。
[ 株式新聞ダイジェスト ]提供:モーニングスター社